お化粧品は「同じ商品を使っても違う色に発色する。」ということがよくあります。その面白い例が今月の美的に載っていたのでぜひお時間があれば紙面をご覧ください
・アイシャドウ
・チーク
・口紅
この3点のうち、1点(例:アイシャドウ)を一人一人異なる商品でメイクし、他2点(例:チークと口紅)は4人とも同じ商品でメイクするという企画です。
※この企画自体はパーソナルカラーとは関係のない企画ページです。
※ライトの当たり方や、印刷のズレ、ネット上での色の見え方、など、各条件もありますので参考程度にお楽しみくださいませ。
雑誌を撮ってみましたがこちらですと少しわかりにくいですね。
紙面上だと4名並んで同じ商品でメイクしているのでそれぞれ似合い方・色の浮き方まで、もっとわかりやすいので、ぜひ本屋さんでお手に取ってみて下さい
↑96-97ページ。チークと口紅は2人とも同じ商品でメイクをしていると書いてありますが、発色の仕方がそれぞれ異なっています。右の女性は、左の女性に比べて口紅が青みに転んでいます。(似合う「色」のメイクという企画ではないので書いちゃいますが、右の女性にこの暖かみのあるオレンジ色のアイシャドウは色が浮いてしまっているようです…)
↑100ページ。アイライナーはそれぞれ別の商品ですが、口紅とチークは同じ商品とのことです。こちらだと更に分かりやすいですね!同じ商品なのに、まるで別の商品を使っているみたいに発色の仕方が異なっています。お化粧の下にある地肌の色、唇の色の影響です。
↑104-105ページ。口紅とアイシャドウは同じ商品を使ったメイク。チークは別の商品をそれぞれ使用とのことです。口紅の発色の仕方が上の二枚と同じ特徴が出ていますね。
パーソナルカラーでは似合う服の色や、似合うメイクカラーがわかりますが、「お洋服」と「メイク用品」では色の選び方が少し異なります。お洋服は肌を覆うもの。「服の色」がそのまま表に出ます。一方お化粧品は、お肌に重ねるものです。透けないくらいべったりと乗せない限り、完全に覆われて地肌の色が透けなくなるということはありません。お洋服の生地と違ってお化粧品の場合は薄くベールをかけたように透けて、お肌や唇の色と融合して色を成すため、商品そのものの見た目と、塗った後の色とは当然異なります。
お化粧品の色選びに関して、いろ結いでは「塗った後の色がどうか」を基準に判断して頂くようお話致しております。
色が青みに転ぶか黄みに転ぶか、シアーで透け感が強いかorしっかり色が乗るのか、清濁感(クリア・濁り)はどうか、質感(ラメやメタリックの強い輝き、パールのほのかな光、マットのフォギーな仕上がり)など見るべきポイントはたくさんあります。このあたりについては診断後にじっくりご案内をさせて頂いております。メイクサービスではありがたいことに「きちんとお化粧するとこんなに変わるんですね!」などと嬉しいお声をいつも頂いております。これからの方はぜひ楽しみにお越しくださいませ。
同じパーソナルカラーだと、同じような色の乗り方をする傾向がありますが、それでもやはり同じシーズンであってもファンデーションのトーンや色が一人一人違うようにやはり差はあります。セカンド(2番目に似合うタイプ)の影響もあります。コスメ選びは手の甲だけではなく唇やお顔で発色の仕方を確認し、ご購入下さいませ。
・・・初めての方へ・・・
こちらは似合う色、メイク、ファッションデザインの分析を行っているプライベートサロン「いろ結い」のブログです。ブログ内の情報は当サロンにて「パーソナルカラー診断・パーソナルデザイン診断・骨格診断・メイクレッスン」を受けられたお客様に楽しんで頂きたいと願いをこめご提供しております。・・・東京 町田 パーソナルカラー&スタイル「いろ結い」代表 田原・・・