こちらは先日のお客様によくお似合いだったドレープです。
深みのある実りの秋のイメージの「オータム・タイプ」。まさに今の季節ですね。
その中でも、比較的明るめの、穏やかでソフトな色をお顔回りに持ってくると素敵なタイプのT様。
シックで落ち着いたナチュラルカラーがよくお似合いです。
いろ結いでは
・一番目に似合うタイプを「ファースト・タイプ(=メイン)」
・二番目に似合うタイプを「セカンド・タイプ(=サブ)」
としてご提案しておりますが、こちらのお客様はセカンドがないと言っていいほど、直球型の秋・ソフトタイプなのです。
秋・ソフトの方は、春・ライト(春の中で淡い色)や、夏・ソフト(夏の中で渋みのある色)がセカンドに来るという方が多いので、春や夏にも一部似合う色がないかな?と慎重に150枚以上はドレープを当てたのですが、春・ライト全滅。夏・ソフト、ごくごく一部Ok、という実質的にセカンドがないというタイプです。こちらがお似合いだった夏のドレープ(一部)。
こちらはサマーの中でもやや濁りのある落ち着いた色味のドレープ。ローズ系のニュアンスブラウンなど。
次に、クリアな明るい色が得意な夏さんのドレープと並べてみました。右が夏のクリアタイプ、左が夏のソフトタイプです。
右はやはりお顔映りが苦手なご様子。
お渡しする分析レポートに「ファースト」「セカンド」「ワースト」「ベストカラー」「ファーストとセカンドの似合う比率」を載せていますが、このようなタイプの方ですと比率に
「ファースト(秋・ソフト)の似合い率:セカンド(夏・ソフト)の似合い率=100:10」
と書かせて頂いて、ほぼセカンドなしの直球型ドストライクの秋・ソフトタイプです!と意味をお伝えしております。
中には、秋・ソフトが似合って、夏・ソフトにも似合う色が一部おありで「100:70」というような方もいらっしゃいます。似合う順序は明確に出ているけど、二番目に似合うタイプも何もそこまで無理に除外する必要はないですよ~、ということです。するとまたアドバイスの中身が変わってくるんですね。面白いものです。
カテゴライズに捕らわれず、その一枚のドレープがどういう色の三属性で構成されているのかを認識していると、パーソナルカラーってここまで細かな分析も可能です。もちろんドレープの枚数もたくさん必要です。
最初の画像とは少しまた雰囲気が変わる、深みのある色グループ。こちらもまたオータムのドレープです。
T様の場合は秋の中でも、上の画像のような明度の低い色ですと、お顔がこわばり、残念ながら目の周囲のお肌のトラブルが少しだけ(もともとお肌がキレイでしたので、少しだけですよ!)目立ってしまっていました。
濃厚でやや彩度が高い(=鮮やかめな)秋ドレープ。秋タイプと言っても特にお似合いになるベストカラーは人それぞれなのです。
そして同じく秋の中でも、上のようなエキゾチックで濃厚な色(このドレープが似合うタイプの方はセカンドに春・ビビッドがくることが多いです)ですと、とにかくお顔が色に負けてしまっています!そして肌がテカったように暑苦しく(表現が悪くて申し訳ないのですが…、似合わない色だと、やはりどうしても良い印象とは逆の効果が出てしまいます。どなたでも。)見えてしまう。
もちろん、秋色同士なのでコーディネート上はとっても相性が良いので、お顔周りの大きな面積には秋・ソフトの色、コーディネートのアクセントや、お顔から離した場所では秋の色全般を自由にお使い頂く、というのがベストということです。
もう一度、お似合いの色をアップで。
シックな色ですね~。
ちなみに、似合う色がシックだからと言って、落ち着いた素朴なナチュラルテイストのファッションが似合う、というわけではないのです。
こちらのお客様、骨格診断ではストレート、パーソナルデザインではロマンス・タイプなのです。
エレガントさが必要で、むしろ色から連想されやすいナチュラルテイストのカジュアルファッションは苦手なのです。
似合う色はパーソナルカラーで診断しますが、その色グループが持っているイメージ(ナチュラルとか、ポップとか、大人っぽい等々…)と、ご本人に似合うファッションテイストやデザインは、また別物です。
パーソナルカラーだけで本当に似合うファッションテイストまではわからないので、色は色、デザインはデザイン、切り離して考えます。
デザインについてはまた明日に!
・・・初めての方へ・・・
こちらは似合う色、メイク、ファッションデザインの分析を行っているプライベートサロン「いろ結い」のブログです。ブログ内の情報は当サロンにて「パーソナルカラー診断・パーソナルデザイン診断・骨格診断・メイクレッスン」を受けられたお客様に楽しんで頂きたいと願いをこめご提供しております。・・・東京 町田 パーソナルカラー&スタイル「いろ結い」代表 田原・・・