イメージコンサルタントという仕事柄、似合う服を理論的に提案する立場なので、トレンドよりも調和を重視すると思われやすいかもしれませんが、案外そうではなく、私はトレンドも大切にしています。でもそれは同時にその人の世代、立場、生活シーン、タイプ、その人がどうしたいのかに合わせることも意識した上で考えるものだと思っています。今日はその、トレンドと調和（似合う）のバランスについて書きます。
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人から「その服、素敵だね」と評価を頂くこと、ありますよね。パーソナルカラーやパーソナルデザイン、骨格診断、顔タイプ診断®などイメコンを知っている方は
「似合っているかどうか」
という調和の視点で、自分の服も相手の服も見るクセが付いていると思います。一方、イメコンはそこまで分からない…という方は、
「オシャレな服かどうか」
という視点、つまり「人と服の調和」よりもシンプルに「服単体」で評価することになります。そのオシャレな服って何かと言うと、価値観なので曖昧ですよね。でも、分かりやすく皆がパッとオシャレ！と思いやすい服は、流行っている服。特にその傾向は若いほど高まります。分かりやすい例で言うと、だいたいの人は１０代後半くらいの時は、いつも同じ似合う服を着ている人よりも、会う度に今っぽい服を着ている人のほうがなんだかオシャレな人に感じたと思います。
これは素直な感覚で、若いと肌も髪もピカピカでそのパワーで何を着ても素敵だし、それに、その前後の年頃だとファッションの経験が数年ですから、まだ自分に対しても他人に対しても似合っているかどうかの判断が曖昧な人の方が多いので、とても自然なことです。
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ではトレンドよりも、調和を重視するようになるのは何歳頃からでしょうか。
昨今のイメコンブームで20代で調和を重視する人もとても増えてきていますが、イメコンを受けていない人たちも含めると30歳前後くらいから調和に悩む人が多いかと思います。ちょうど体型や肌にもエイジングが見え始め、ライフスタイルが変化し、トレンドへの憧れが薄れ始める世代。
そうすると「自分が素敵に見える」「素敵に見えない」の視点で服を評価したくなってきますよね。
その先のある程度の年齢、一概には言えないけど、40代、50代とかかな…それくらいにはトレンドを重視するよりも、服と自分を調和させながらアイデンティティを表現できていると周囲から憧れられると思います。
ファッションの低年齢化が加速して、イメコンも若い層へどんどん浸透して行っているので、今後は調和を重視する年齢が更に早まっていくかもしれませんね。そうすると私達イメージコンサルタントは、トレンドも似合わせも両方叶える提案力が求められてくると思います。
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現状の感覚としては、20代くらいはまだまだトレンドも意識して、同時に調和も意識できると、周りと差を付けられると思います。柔軟性を持たせるということですね。40歳、50歳になった時に迷わない自分になっていることを目指すと良いと思います。時に寄り道もしながら。
とは言え、価値観は人それぞれ違うし、周囲の友人や職場の影響もあると思うし、あとはトレンドは10年周期くらいで大きく変わって来ているので、タイプによって、トレンドの服が似合う服と一致するタイプ、今のトレンドが取り入れにくいタイプというのはありますし、一概には言えないところです。
30代くらいからは、そろそろ調和を軸にできるようになって、少しトレンド感も意識するくらいが、バランスが良いと思います。
40，50代くらいには、自分らしい個性を確立。トレンドはお好みで。自分らしい心地良さや生き方を体現して行かれると素敵だと感じます。
もちろん20代でその域に達していてもそれはそれで素敵です。
本来オシャレは自由なもので、正解は1つとは限らないです。時々、寄り道も楽しみながら、いつかは素敵なマダム、そしてその先の素敵なおばあちゃんを目指したいですね。コンサルティングがそのヒントになればと幸いです。
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こちらは似合う色、メイク、ファッションデザインの分析を行っているプライベートサロン「いろ結い（いろゆい）」のブログです。当サロンにて「パーソナルカラー診断・パーソナルデザイン診断・骨格診断・メイクレッスン」を受けられたお客様に楽しんで頂きたいと願いをこめご提供しております。・・・横浜 パーソナルカラー＆スタイル「いろ結い」代表 Kyoko・・・
