カテゴライズがマッチしないパーソナルカラータイプ
パーソナルカラー、パーソナルデザイン、骨格診断、いずれも「タイプ名」でお伝えしておりますが、やはり、分類法にピタリとはまらない方も少なからずいらっしゃいます。一人として同じ顔の人がいないのと同じく、どなたも、目、肌、髪、顔立ち、身体つき、それぞれに個性があります。ですので、たまに規格外の方がいらしても、それほど驚くことではありません。
◆実例◆
希なお客様例ですが、2017年現在私が行っている16分類でパーソナルカラーを分析した時に、16分類のうち2つのタイプ(ここでは、Aタイプ・Bタイプと呼ぶとしましょう。)までは絞れるものの、なかなか決着がつかない、というお客様がいらっしゃいました。どちらも大変よくお似合いなのです。両タイプの赤、橙、黄、緑、青、紫、ベーシックカラー…と順に300枚近いドレープを慎重に当てて確認したものの、総合的に見て、僅差で100点と95点くらいの差なのです。これまでBよりもAタイプがとびきり似合うお客様・その逆のお客様、どちらも何十人と見て参りましたが、ここまで僅差になるお客様は珍しい。
※もちろん、AとBは、色の三属性での共通点があり、ファーストとセカンドの主従関係となるような組み合わせなので、似たような色グループであることは言うまでもないのですが。
◆お客様へは…◆
本当に僅差ではあったのですが、1st 「Aタイプ」 – 2nd「 Bタイプ」 と分類しました。ただ、こちらのお客様の場合は95点だったBを使わないなんて勿体ないのです!強いて言えばAと分類は致しましたが、悩むくらいですから、Bもとっても素敵にお似合いになる範疇なのです。このような希なケースでは、ドレープを当てながら、「どういう肌映りの状態をしているのか」「なぜ僅差なのか」をご説明をしつつ、私は分析を続けています。以下要約ですが、お客様へのアドバイスでは…
・分類名 1st Aタイプ – 2nd Bタイプ (僅差)
ただし…
・AとBは、色の共通点が多いため、一緒に配色しても調和が取れる美しい色グループ!
・生活面(お洋服の色など)では、季節感やTPOに応じABどちらも選ぶようにしてみては?
・一方、ABタイプ以外の色は極度に苦手な顔映りをしていました
・(パーソナルカラー診断が初めてとのことでしたので)色に慣れるまでは、ピンポイントでAとBの色を探すよりも、まずは苦手な色を避けるような使い方をすると取り入れやすい
と主にお伝えさせて頂きました。
◆各流派ごとに多様になったパーソナルカラーのカテゴライズ◆
人間の目は何百万色、何千万色と見分けられると言われているのですが、その「何100万」をたった「4つ」のグループ(=4シーズン分類)に分けたものが最もオーソドックスな「4シーズン法」パーソナルカラーです。そうした4分類も今では、6分類、8分類、12分類、16分類、24分類…と現在様々な分類法へと発展を遂げています。
◆どの分類が正しいの?◆
色は、色相・明度・彩度の三属性で構成されています。それらはグラデーションのように境界線がないものです。パーソナルカラー上の色の分類は、それを誰かが「ここ!」と決めた部分で区切ったものでしかないため、どの分類が絶対に正しいと言った考え方はありません。
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また、比較的細かい分類を扱っている私が言うのもなんですが、細かければ細かいほど良いというものでもないのです。例えば「72分類(そういう流派は今のところないようなので例としてですよ!)」と細切れに色グループを分けてしまう事で、かえって、3つ、4つ…とまたがってしまい、扱いにくくなるという側面もあるからです。
でも、大雑把な4分類では、それはそれで不足が必ずある。とも言えます。どの分類法であってもカテゴリーからはみ出てしまう方はいらっしゃることでしょう。
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◆結論は◆
すると、「似合う色の範囲」を「どこで区切る」とその人にとってベストなのか、ということになります。例えば
・「4分類ではしっくりこなかったけど12分類では納得した人」
・逆に「24分類で診断を受けたものの、実生活では4分類で色を選んでいる人」etc…
どちらもいらっしゃるでしょう。似合う色の範囲は、同じカラータイプでもお一人お一人絶妙な差異がありますので、そこが私達パーソナルカラーアナリストの分析技術・やり方、となるわけです。だからこそ、いろ結いの場合は、カテゴリー分けだけではなく、色の何の要素があなたにとって大切かをこれまでも分析して参りました。このようなやり方は、他店との違いの1つだと思います。5分程度で簡易的にできる事ではないため、時間が必要になりますし、ドレープの枚数も多く必要だからです。
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「何を着てよいのかわからない」という後ろ向きな気持ちよりも、どの色からどの色までが自分に似合う色なのかを知って、お洋服や化粧品に取り入れるのは、心地良く、そして楽しく感じるのではないでしょうか。私は、長く愛用しているアイシャドウの色であっても、気に入った色なので塗る度に「新品を買った時のウキウキ感」みたいな気持ちになり、少し気分が高まります。生活の中でのほんの些細なことですが、ちょっとした「生活の彩り」。それが私が行うパーソナルカラー診断の良さだと思っています。
◆補足◆
ちなみに、「カテゴリー漏れ」のお客様。パーソナルデザインと骨格診断はどうでしょうか?
◆パーソナルデザイン◆
「6種類8タイプ」というカテゴリーでお客様を分類しますが、パーソナルデザインの場合は「メイン」を補助する「サブ」タイプという「幅」を持たせたものであるため、カテゴリー外という方は今のところはお見受けしておりません。つまり、もしもパーソナルデザインに「サブ」という概念が無く、「メイン1本しか選ばない」というメソッドであったなら普及しなかったのではないでしょうか。
◆骨格診断◆
人の身体ですから、皆が皆、(雑誌などの無料の骨格診断によく書いてあるような)各タイプの身体の特徴が全パーツに出ている訳ではありません。○○タイプにしては特徴が弱いパーツ、別の△△タイプにありがちなパーツ、というパーツを含むお身体をしていらっしゃる方も当然いらっしゃいます。ただし多方面からチェックして相対的に捉えると答えは出るので、安易に「ナチュラルでもストレートでもある人」「ストレートでもウェーブでもナチュラルでもない人」という結果には至らないでしょう。つまり強弱の個人差はあるものの、3つのカテゴリーから漏れてしまうという方はいらっしゃらないと感じています。
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