パーソナルデザインが同じでも色んな人がいる
コンサルティングをしていて、パーソナルデザインが同じメイン・サブの人同士であっても個人差があります。
勧めたいアイテムの方向性やキーワードは同じなのに、微妙に人によって違います。
どうしてそういった事が起こるのでしょうか。
- パーソナルカラーが違うから
- 骨格タイプが違うから
- 世代が違うから
- 同じタイプと言えど人間だから
- 大人顔、子供顔の影響
…と理由は沢山ありますが、
大人顔か子供顔かの偏りが強い人は、それが印象に強く影響すると感じることがあります。
例えば、PDナチュラルの綾瀬はるかさんと新垣結衣さん。
二人ともパーソナルデザインが同じナチュラル・タイプなので、親しみやすく爽やかです。ご年齢も38歳と35歳で、あまり変わりません。お二人ともPDナチュラルらしい気取り過ぎない自然体なファッション、さりげない感じのオシャレがお似合いになります。その中でも、綾瀬はるかさんは顔タイプ診断では大人顔のソフトエレガントなので、大人っぽさをしっかり感じられる落ち着いたアイテムを素敵に着こなし、また、新垣結衣さんは顔タイプ診断では子供顔のアクティブキュートと言われているので、少しだけほっこりカジュアルなテイストにしてもオシャレに着こなしそうですね。
ちなみに綾瀬はるかさんと新垣結衣さん、どちらが背が高いと思いますか?
綾瀬はるかさんかな、と私は感じました。
答えは…
顔タイプが大人顔の綾瀬はるかさんは身長166㎝。
顔タイプが子供顔の新垣結衣さんは169㎝。
「え?ガッキーそんなに背があるの?」と感じたのではないでしょうか。
大人顔、子供顔
大人顔、子供顔と言うと今やほとんどの方が顔タイプ診断を連想されると思いますが、顔タイプ診断が出てくるもっと昔から美的やvoce等のメイク雑誌などでよく提唱されていました。大人顔&子供顔に対して、女顔&男顔、または薄顔&濃い顔で掛け合わせて4等分して似合うメイクをご提案するといった内容です。
私の恩師の一人であるカズ井上先生が提唱している顔分析パーソナルメイクアップ®(いろ結いでもメニューにしています、詳細はこちら)に見られる顔立ちによる大人顔、子供顔の分類は、シュウウエムラ氏、鎌田塾など含めてその昔からメイク業界で提案されています。例えばパーツが上方向に集まっているなら上心顔(大人な顔立ち)、パーツが下方向に集まっているなら下心顔(子供な顔立ち)としてとらえ、それを応用し、表現したいイメージに合わせて意識しながらメイクすることを提唱してきました。
もっと古くからの例をあげると、漫画です。漫画家さんが大人と子供の顔をどう描き分けているかを見ると、わかりやすいかと思います。
ちなみに大人っぽく、子供っぽく見える顔立ち要素は複数あるので、必ずしも大人顔か子供顔かにハッキリと分かれるわけではなく、実際には強弱があります。
とても大人顔、まあまあ大人顔、中間、まあまあ子供顔、とても子供顔。
大人顔、子供顔、どちらも言われた事がある人は、偏りのない中間なのかもしれませんね。
顔以外で「大人っぽい、子供っぽい」印象を引き起こす要因
もう一つ「大人っぽい、子供っぽい」に影響するのが、体の面積です。
身体の面積=身長や体重、体格や質感、からだ全体の存在感の有無。
後ろ姿で、背が高い人、背が低い人が並んでいる所を想像すると、背が高い人が大人っぽく見えやすいです。そのほか、同じ体重でもガッチリと固い質感か、水分が溜まったぽっちゃりとした質感かでも、体の存在感が変わって見えます。
体積がある人、大柄(高身長、幅がある)
=かっこいい、頼れる、成熟、存在感あり
=大人っぽさ
体積が少ない人、小柄(低身長、幅がない)
=チャーミング、小動物的、弱い、まだ成熟する途中
=大人っぽくない、幼い
体格や質感を総合して受ける印象に、違いが見られます。こちらもハッキリと二等分されるというよりは、中間のどちらにも偏ってない人、偏りが強い人、などそれぞれです。
「大人っぽい、子供っぽい」印象を引き起こす要因としては、顔立ち、体格の他に、仕草も影響します。
表情があまり動かない人、じっと体があまり動かない人
=落ち着いて見える=大人っぽく見えやすい
表情がころころ変わる人、まばたきが多い人、キョロキョロするなど動きが多い人
=大人っぽく見えにくい
その仕草が似合っているか似合っていないかは、その人の持つ他の要素と一緒に判断されるということになります。
このように、大人っぽく見えやすいか、子供っぽく見えやすいかは、顔立ち、体、仕草など、複数の要因によって総合的に判断されます。
パーソナルデザインではどうなの?
そこでパーソナルデザインではどうかというと、タイプによって大人・子供というものはないですが、背が高そうに見えるかどうかといった事はあります。例えばパーソナルデザイン・ファッショナブルというと、大人顔で背が高そうなイメージがあります。ですが実際には、PDファッショナブルで顔タイプ基準での子供顔の方、身長が高くない方もいらっしゃいます。
もう一つ例として、パーソナルデザイン・キュートというと、可愛いと表現される事もあるタイプですので、なんとなく子供顔で低身長のイメージを持たれがちかと思います。ですがこちらも実際はそうとは限らず、167㎝と背が高い山瀬まみさん、顔タイプが大人顔(ソフトエレガント)の仲里依紗さんもキュートタイプです。
このあたりがパーソナルデザインの面白いところです。
「大人っぽい要素」が多い人のバランス調整
大人要素が多い人は、そもそも成人した大人でいらっしゃるので年齢相応の大人っぽいアイテムで困る事は少ないです。ただし10~20代で大人っぽいアイテムを合わせると、年齢相応じゃなく見えたり、地味に感じることがあるかもしれません。そういった時は、下のテクニックを試してみてください。
大人要素が多い人は、ベーシック、きれいめ、落ち着いたアイテムを推奨される事が多いかと思いますが、そうはいっても年齢が若ければ若いほど、トレンドなアイテムを取り入れていると周囲からオシャレに興味があるという印象を持たれやすくなります。逆に年齢が高い方は、ファッション関連の仕事に付いていない限り、オシャレに興味がある人かどうかよりも、自分のことを経験的に分かっている人かどうかのほうが評価が上がりやすい傾向があります。
トレンドアイテムを取り入れる際ですが、その中でもなるべく素材をよくチェックしてチープ感がないものを購入されるとバランスが良いです。(必ずしも高額じゃなくてもOKです!)
「子供っぽい要素」が多い人のバランス調整
子供要素が多い人が悩むのは主に「年齢が上がった時」「大人っぽい服を着る必要がある時」です。
そういう場合は下のテクニックを試してみてください。
堅いイメージは大人っぽい印象を生むので、少し崩したイメージの方が相性が良く感じられやすいです。ドルマンスリーブのように服のシルエットが堅くないものにしたり、シャツの第一、二ボタンをあけて抜け感を作るなどがこれにあたります。
自分のタイプに似合う範囲で、今っぽい旬なアイテムを試してみてください。背伸びし過ぎていない感じが、おしゃれに見えると思います。
顔タイプ、骨格タイプなどで似合うアイテム、柄、装飾などの要素が「大きい」「ワイド」「長い」といった場合は、心持ち面積を抑える(特大ではなく、大~中程度にするなど)、または、「中サイズ」「スリム」「短い」アイテムを一点だけ組み合わせながら着てみてください。一部そういったアイテムを組み合わせながら全体を微調整する感じです。
最後に
大人要素の多い人は子供要素に憧れ…、子供要素が多い人は大人要素に憧れ…、みなさま、コンサルティング中は本当に無い物ねだりされます。
でも、そう言いながらもきっと、自分が持つ要素の魅力やメリットにも本当は気付いているはずです!
ぜひご自身の個性を素敵に活かし、オシャレをお楽しみください。
同じタイプでも本当に個性は一人一人あるので、コンサルティングで気付いたその方の個性は丸ごと全部お伝えして収穫たっぷりの「自分データ」を持ち帰って頂きたいと思っています!
16タイプパーソナルカラー / パーソナルデザイン / 骨格診断(骨格12分類) / 顔分析メイクレッスン ・・・初めての方へ・・・ こちらは似合う色、メイク、ファッションデザインの分析を行っているプライベートサロン「いろ結い(いろゆい)」のブログです。当サロンにて「パーソナルカラー診断・パーソナルデザイン診断・骨格診断・メイクレッスン」を受けられたお客様に楽しんで頂きたいと願いをこめご提供しております。・・・横浜 パーソナルカラー&スタイル「いろ結い」代表 Kyoko・・・ パーソナルカラー&スタイル いろ結いHP